Q:日本茶を海外へ輸出しております。その中で、無添加の「抹茶」や「粉茶」も扱っております。原則としては、日本茶は、コシャーであり、コシャー認定の義務化は無いと思うのですが、このような場合でも、コシャー認定の申請をさせて頂き、認定を頂く事は可能なものでしょうか。
A:原則としては、日本茶は、コシャーであり、コシャー認定の義務化は無いと思うのですが、」と書かれていますが、全くの間違いです。
野菜や果物はコーシャではありません。それはパルベと言ってユダヤ人がコーシャでなくても口にして良いものなのです。
しかし問題はユダヤ人にとって抹茶が一体何から出来ているのか、製造過程でどんな添加物があるのか・ないのか、あるいは製造過程がコーシャかどうかということが全く分かりません。
従って、パルベというには無理があるでしょう。何故ならば見るからに野菜や果物ではないからです。
結論: コーシャ認定を受けた方がベター
Q:当社はマレーシアからある製品を輸入しているのですが、その製品について輸入業者として日本国内でKosherの認定を受けることが出来るでしょうか。
A:輸入商品の認定の場合には製造現場に於いて認定を行なうことが前提となりますので、Kosher Japanが手配し、マレーシアにラバイが行って製造現場を認定する必要があり
ます。そうすれば輸入商品でもKosher認定が可能となります。
Q:具体的なコーシャ認定の手続きを教えて下さい。
A:1.まず、私共に認定してもらいたい製品の成分、製造工程で使われる原材料、添加物等の詳細を、日本語でも構いませんが出来れば英語で、教えていただきます。E-mailをinfo@kosher.jpに送って下さい。
2.そして概ねコーシャ認定に適しているかどうかを私共のラバイが判断致します。この判断はイスラエルに居るラバイが行います。判断に要する期間は十分な情報が揃えば即座に行ないます。
3.概ねコーシャ認定に適していると考えられる場合には、次に費用の打ち合わせになります。コーシャ認定にはイスラエルもしくはアメリカ、あるいはお急ぎの場合には日本からからラバイが製造工場に参り、製造工程をその眼で検証致します。
Q:期間はどれぐらいかかりますか?
A:非常にお急ぎの場合には日本に居るイスラエル本国から来ているオーソドックス派のラバイが参ります。しかし、そうでない場合にはイスラエルからラバイ達が日本に来日する予定に合わせて工場検査を行います。通常は年に数回日本に来ておりますので、その日程に合わせて頂くことになります。
Q:認定にかかる費用はどれぐらいですか?
A:認定にかかる費用は東京から工場までのエコノミーの交通費及び昼食代(九州、北海道等遠隔地に工場がある場合には1泊の宿泊代が含まれます。)の実費とコーシャ認定手数料です。コーシャ認定手数料については別途電話でお問い合わせ下さい。私共は他のラバイと比べ十分納得頂ける手数料で認定を行っております。イスラエルからラバイを呼ぶ場合には飛行機代はラバイ自身の負担となりますのでご安心下さい。
Q:現場検証が済めば認定までに要する期間はどれぐらいですか?
A:現場検証が済めばその日に合否の判定が下されます。それから1~2週間以内に認定証書が発行されます。
Q:認定はどういったラバイに頼めば一番信用性があるのでしょうか?
A:私共はユダヤ教の本国イスラエルからラバイを派遣することを原則としております。イスラエルのラバイの認定は、イスラエルがユダヤ教徒の国であるため最も権威のある認定とみなされ、アメリカをはじめ全世界で広く受け入れられている認定です。また日本に居るイスラエル本国から来ているオーソドックス派のラバイも同様に高い信頼を得ています。オーソドックス派がイスラエル本国の中心宗派です。オーソドックス派が最もユダヤ教義(コーシャの教え)に忠実な考え方をとっています。
Q:認定は個人のラバイが行なうのですか、それとも何か組織が行なうのでしょうか?
A:認定は全て個人のラバイが行ないますので認定証書も個人のラバイが発行します。そこでラバイがどういう人かということが重要になります。通常はそのラバイのWebsiteでラバイの経歴等を調べて頂くことになります。そのラバイがユダヤ社会では一般的に受け入れられていないあまりにも進歩的な主義や生活特性を持っているとすれば、そのようなラバイのコーシャ認定は多くのユダヤ人から信用されないでしょう。
Q:ラバイ・ヘンリー・ノア氏はどんな方ですか?
A:同氏の経歴については本Websiteにも掲載しています。また同氏の名前でGoogleして頂ければ他の情報も得られます。
Q:ラバイ・ヘンリー・ノア氏以外にもコーシャ認定を行なうラバイの登録はありますか?
A:はい。私共kosher.jpではオーソドックス派のラバイを常に派遣することとしています。
Q:オーソドックス派のコーシャ認定手続とコンサーバティブ派のコーシャ認定手続で何か違いはありますか?
A:一般的にオーソドックス派の方がユダヤ教の教義に厳格に従ったコーシャ認定手続を行います。従って、例えばオーソドックス派のコーシャ認定では工場の現場検証をオーソドックス派のラバイがいつでも行なえる状態が常に確保されていることを要求します。またオーソドックス派のラバイが工場の現場検証に行くのも抜き打ち検査が承諾されていることが原則となります。コンサーバティブ派では予め打合せした日時に工場検査に行くということになります。このような違いがあります。その他オーソドックス派とコンサーバティブ派では色々と違いがありますが、オーソドックス派の方が厳格です。従ってオーソドックス派のコーシャ認定の方がよりイスラエル本国で受け入れられるものであるということは言えます。ただアメリカではコンサーバティブ派が勢力を持っていますので、コンサーバティブ派の認定でも大丈夫です。ただコンサーバティブ派のラバイでもあまりにも進歩的なラバイであるという評判の人(例えば、同性愛支持者)などは、アメリカのコンサーバティブ派の中でも少数派であるということは言えるかも知れません。
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